熱放散の4つの仕組み~カラダが温まらないのは熱放散が大きいから?~

熱放散の4つの仕組み~カラダが温まらないのは熱放散が大きいから?~

冬になると、寒くて凍えそうですよね。

しかし、驚くことに私たちのカラダは、
栄養素の代謝で、常にを発生しているメカニズムが働いています。

 

では、なぜカラダから熱を発しているのに寒いのか?
→それは、我々が常に自分の体温より低い温度環境で生活しているからです。

 

その結果、どうなるか?
物理的にを外部へ放散しています。(しかも勝手に)

意外と、このメカニズムが重要であり、
この仕組みを熱放散と言います。

熱放散タイプしかないので、

普段、我々がどうやって奪われてしまうのか知っておきましょう

熱放散の4つとは?

1.輻射

1つ目は、輻射です。
輻射とは、熱放散60%を占めるため、
4つの熱放散の中でも一番の放散量です。

輻射は、カラダの表面から電磁波として熱が周囲へ放射されていること。
を指します。

普段、肌感覚で感じるように、
冷蔵庫の中にいたら体熱が奪われたり、寒い部屋で熱が奪われる感覚がそうです。

 

厳密にいうと、熱放散は、
我々のカラダだけではなく
周りの、他の物体も同様にを放射しています

 

したがって、
自身で熱放射しながらも、他から熱を受け取っている場合があります

難しい話をすると、
・物体の表面の絶対温度の4乗の差に比例する熱の移動量が、
輻射の熱放散量と言われており、
有効輻射面積に比例します

2.伝導

伝導は、皮膚温と物体の温度の差による熱移動量のことです。

イメージとしては、
冷たいカップを持つをを奪われる感じです。

逆に、温かい湯のみや、カイロなど、自分の体温より高い熱を持っている物体には、
物体からの熱放射(伝導)を感じられるでしょう。

 

触ったものから奪われる熱→伝導と覚えておきましょう。

 

あなたが今、座っているイスであったり
床などが、常に伝導で熱を奪われているわけです。

3.対流


対流は、空気の流れで起こる熱放散です。

風が吹くと、皮膚面の空気が入れ変わります。このとき対流による熱放散量が発生します。

普段、なにげに着ている衣服は

対流の対処として有効で、
衣服を身にまとうと、皮膚と衣服間の空気層を固定するため、対流による熱放散が減少します。
そのため、裸(ハダカ)のときより、服を来ていた方が温かみを感じることができます。

4.蒸発   一番大事♪

熱放散の最後の1つは、蒸発です。

唯一、私たちのカラダのメカニズムとして放散できる機能が
この蒸発となります。

蒸発は、水が蒸発するのと同じで、
水1gが蒸発するときに0.58kcalの気化熱が奪われます。

カラダのメカニズムで言うと、
発汗(汗をかく)、不感蒸散の2種類あります。

※不感蒸散:汗と別の空気中の蒸発で、吐息もその1つです。(意識にのぼらない蒸発)

蒸発は、お風呂上がりの時に、一番実感できると思います。

ちなみに、
解熱の時の発汗も、この蒸発に分類されます。


熱放散ができなくなると起こる病気

熱放散の中で、蒸発以外の
輻射・伝導・対流は、外部環境から逆にを受けることができます。

受け取る熱が異常に大きくなったり、熱生産量が極度に増加した際、
これらの熱放散のメカニズムを最大限に活用しても、熱が放出できない場合

体温が上昇してしまいます。

この高体温の状態を病名でいうと
うつ熱と言われます。

うつ熱と熱射病

※うつ熱とは、精神疾患のうつ病とは、関係がないため、お間違えなく!

発汗や皮膚血管の拡張など、最大限に起こっても熱が高い場合がうつ熱です。

つまり
体温調節中枢は正常に働いているのに、高温体の状態がうつ熱です。

うつ熱が長時間続くと
二次的に体温調節機能も障害され、
これが、みなさんよく聞く、熱射病という病気です。

冬の時期に繁栄する風邪による熱は
「発熱」は、また別の話ですが、

長くなるので、発熱の話はこちらから。

身の回りの熱を感じてみよう!

今、あなたの周りは、何がありますか?
どんな物質がありますか?

 

全ての物質が、を発しています
屋外・屋内問わず、全てのものがを発しているのです

 

あなたより高い熱か?低い熱か?
その差によって、を与えてもらっているのか?奪われているのか?

 

見渡すと、ほとんどの熱が外部環境から手に入れていることに気がつくと思います。

 

実は、ダイエットの痩せる痩せないの話も
エネルギー量(熱量)と関係して来ます。

でもそれは、また別の話、、、

 

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